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いま聞きたいQ&A

Q.株式投資の目的は「もうけること」じゃないの?

【この記事でわかること】

  • 株式投資が経済を持続的に発展させる
  • 良い企業を選ぶことで世の中が豊かになる
  • さまざまな角度から経営を監視する役割も

株式投資の意味として、資産を増やすことだけでなく、経済や社会に好影響をもたらすという点にも注目してほしいと思います。私たちが良い企業を選び、長期的に応援することで、世の中はもっと暮らしやすく豊かになっていくかもしれません。

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企業に資金を提供して利益成長を促す

株式投資の目的について、まず思い浮かぶのはもうけること、すなわち資産を増やす意味合いでしょう。ただし、もっと大きな観点から見ると、株式投資には経済や社会に好影響をもたらすという意味もあります。

企業がビジネスを継続・拡大していくためには、相応の資金が必要になります。資金調達の手段として銀行からの借り入れという選択肢もありますが、そこには返済義務が生じます。一方で、株式を投資家に購入してもらった場合には、返済の必要がありません。企業は株式を発行することで、多くの資金を効率よく集めることができるのです。

いま皆さんの手元に当面の使い道が決まっていないお金があるとしましょう。そのお金で企業の株式を購入すると、企業は調達した資金を活用して利益を増やすことができるかもしれません。

実際に企業が利益成長を遂げると、従業員の賃金が上がるほか、新たな成長を目指して投資を行う余裕も生まれます。従業員が消費を増やしたり、企業が設備投資などを増やせば、世の中に出回るお金の量が増えて日本経済全体の活性化につながります。

このように、株式投資には「お金が余っている人」と「お金を必要としている企業」を結び付け、経済を持続的に発展させる機能があるのです。

社会から必要とされる企業を応援する

企業はさまざまなモノやサービスを提供することで、人々の日々の暮らしを支えるとともに、世の中を豊かにしてくれる存在です。私たちができる限り「良い企業」を選び、応援することによって、世の中はもっと暮らしやすく豊かになっていくと考えられます。

その意味では、皆さんの一人ひとりが「社会から必要とされる企業」や「今後の日本経済をリードする企業」などをきちんと見極め、それらの株式に投資することが大切です。株価が上がることで、企業はより低コストで必要な資金を集めやすくなり、ますます成長して経済や社会の発展に貢献することが可能になります。

良い企業を選ぶにあたっては、ことさらに難しく考える必要はありません。事業内容が身近で分かりやすい企業や、本業以外に社会貢献にも力を入れている企業など、皆さんが投資したい、応援したいと感じる魅力的な企業を見つけてみましょう。

株価に惑わされず「企業価値」に目を向ける

以上の話を踏まえながら、改めて資産形成という側面から株式投資の意味を考えてみます。皆さんが株式を購入した企業の利益が増え、市場での評価が高まれば、株価上昇や配当を通じて皆さんも自分の資産を増やすことができます。

ひとつ注意したいのは、目先の株価や配当の水準に惑わされず、あくまでも「企業価値」に目を向けることです。

前述したような、より良い暮らしや豊かな世の中を実現してくれる企業は、社会から必要とされ続けるため、おのずと利益成長していくはずです。そういう価値ある企業に対しては「いちど株式を購入したら、そう簡単には売らない」という気持ちで、できるだけ長期的な視点に立って株式投資に臨みたいものです。

皆さんが株式を購入すると、株主として企業の経営を監視する役割も求められることになります。企業が世の中のためになるモノやサービスを生み出しているか、法律などのルールをきちんと守っているか、環境保全や製品の安全性に配慮しているかなど、さまざまな角度から経営をチェックすることが重要です。

株主が経営監視の役割を果たすことで、企業にとってもビジネスの持続可能性が高まり、それが結果として皆さんの長期的な利益にもつながると考えられます。どうしても企業が意に沿わない経営を行うようならば、株式の売却を検討する厳しさも持ち合わせておきたいところです。(チームENGINE 代表・小島淳)

ご注意:「いま聞きたいQ&A」は、上記、掲載日時点の内容です。現状に即さない場合がありますが、ご了承ください。