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日経STOCKリーグ

僕達の挑戦 THE ROAD TO NEW YORK

第一話(はじめてのSTOCKリーグ)

第一話(はじめてのSTOCKリーグ)のメインビジュアル

中学生の川手はある日、学校で先生に「バーチャル株式投資のコンテスト、日経STOCKリーグに挑戦してみないか」と声をかけられます。
話を聞くうちにぐんぐん興味が湧き始めた川手は、すぐに仲のいい同級生3人を勧誘。彼らも「面白そう」「投資とか、カッコいいし」と興味を示してくれました。
軽いノリで始めたこの挑戦が、後に思いもよらない形で彼らの未来を大きく変えることになるのでした…。

第一話(STOCKリーグへの参加) 01
第一話(STOCKリーグへの参加) 02
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中学3年生の川手はある日学校で先生に、バーチャル株式投資のコンテスト「日経STOCKリーグ」への参加を勧められます。
日本経済新聞社の主催で、仮想の500万円を元手に実際の株価に基づいて行う、株式売買シミュレーション…という内容を聞いた川手は、「面白そう」とすぐにやる気に。
さっそく同級生3人に声をかけ、日経STOCKリーグへの挑戦を始めます。「最優秀賞を目指すぞ!」と意気込みますが…。

第一話(テーマ選びに難航) 01
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とは言え、投資などしたことのない中学生たち。最初の「テーマ」選びから意見が分かれ、まとまりません。
少子化、バイオマス、インターネット、ありふれたテーマは他のチームだって狙うはず。誰も思いつかない意外性があり、しかも株価が上がりそうな将来性のあるテーマなんて簡単に見つかるはずもありません。
最優秀賞にこだわり、提案にダメ出しばかりする川手にメンバーも怒り気味。一触即発の険悪な雰囲気になった時、数学オタクで一番冷静な荻島がつぶやきます。「そもそも投資ってそういうものなのかな…」「企業を応援したいという気持ちが大切なんじゃないか」。
萩島の言葉により4人は、「自分たちが応援したいビジネスって何だろう」と改めて等身大のテーマを考え始めます。 その時、そっと手を挙げたのは大畑でした。

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シンガポールに住んでいた経験がある大畑が提案したテーマは「水」。
聞けばシンガポールでは水を輸入に頼っていたため、当時から水に対する危機意識を常に持っていたというのです。 水の供給は世界で問題になっているし、日本企業の得意分野という大畑の分析に、全員が「こいいじゃないか」「どうしてもっと早く言わないんだよ」と賛同。こうして納得のいくテーマが決まりました。
数ヶ月後、手ごたえのあるレポートが完成。
第一次、第二次は無事通過し、最優秀賞への期待がぐんぐん膨らむのでした。

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結果発表で知らされたのは、「中学部門賞」受賞の報告。 先生から「すごいじゃないか、おめでとう」と祝福されても、最優秀賞しか眼中になかった川手たちは、落胆を隠せません。
「プロ並みの分析」と絶賛されたにもかかわらず最優秀賞を逃したのは、「情熱」が足りなかったからだといいます。
悔しさと、「情熱ってなんなんだ?」という疑問を抱えたまま、この年のSTOCKリーグへの挑戦は終わりました。
しかし6年後、東大生となった彼らは再びSTOCKリーグに挑戦することになるのです。