インフレとデフレ

デフレってどんな現象?

急激なインフレが続くとどうなるでしょうか?

急激なインフレ

インフレが急激に進むと、モノが売れなくなります。
モノの値段が大きく上がっても、給与が同じように上がることはないので、買う人の生活が苦しくなるからです。

デフレ

みんなが買い物をする量を減らすと、モノが売れずに余り、売り手は少しでも売ろうと値段を下げる。その結果モノに対してのお金の価値が上がる。これをデフレーション(デフレ)といいます。

デフレスパイラル

モノの値段が下がると、働く人の収入も上がらなくなって、ますますモノが売れなくなる。この悪いつながりがどんどん進んでいくのを「デフレスパイラル」といいます。

まとめ

商品が余ると、売り手は値段を下げて売ろうとします。そして、モノの値段が全体的に下がります。そこで生産者は商品をもっと安くするため、費用を下げる目的で給料を減らしてしまいます。人々は収入が少なくなり、ますます買い物をしなくなり、さらにモノの値段と給料が下がり続けていきます。この現象を特に「デフレスパイラル」といいます。

監修:野村ホールディングス

1925年設立。グローバルに拠点をもつ金融サービス・グループ。
幅広い世代を対象とした金融・経済教育にも取り込んでいる。

野村ホールディングス