通貨のはじまり

金本位制度とは?

いま使われているお金はただの紙なのに、なぜ通貨として使えるようになったのでしょう?

金(きん)

お金が広く使われるようになると、どこへ行ってもみんなが価値があると認めるものが求められるようになってきました。そこで選ばれたのが金(きん)です。

「紙幣」の始まり

まとめ

金(きん)は世界中で通用しますが、持ち運びが不便です。そこで、各国の中央銀行が、金庫に保管している金と同じ額の「紙」を発行しました。これが紙の貨幣=「紙幣」の始まりです。
このしくみを「金本位制度」といいます。

豆知識:最初に金本位制度をとったのは、イギリスで1816年のことです。金1オンス(31.1035グラム)=3ポンド17シリング10ペンス半と定められました。
日本も1897年(明治30年)に金本位制度を採用しました。

監修:野村ホールディングス

1925年設立。グローバルに拠点をもつ金融サービス・グループ。
幅広い世代を対象とした金融・経済教育にも取り込んでいる。

野村ホールディングス