8 日本銀行と景気の調節
日本銀行は景気の調節をする役割もあります。この方法は金利の自由化により変化していきました。
日本銀行が市中銀行等にお金を貸し出す時の基準金利を一般的に「公定歩合」(正式には「基準割引率および基準貸付利率」)といい、1994年の金利の自由化以前の日本銀行の景気調節は、この公定歩合の上げ下げによって行われていました。
まとめ
日本銀行の役割に、物価の安定があり、お金の価値が急激に変化しないよう、公開市場操作などの金融政策で、景気の調節を行っています。
なお、日本銀行は政府の機関ではありません。金融政策などを独自に行うために、政府が55%出資した、独立した機関(正確には「認可法人」)です。