減資とは、資本金を減らすという意味です。会社が多額の損失を被ったり、赤字が累積した場合などに行われます。
- (1)発行済み株式数を維持したまま資本金を減らす
- (2)株式を併合する(例えば2株を1株にする)ことで発行済み株式を減らし資本金を減少させる
といった方法があります。
いずれにしても、減資だけでは株主の権利に変化はありません。
ただし、通常は減資をした後に、普通株を発行するケースが多いので、減資された既存株式の価値は目減りすることになります。ダイエーの場合、増資は議決権のない優先株による増資となる見通しで、普通株に転換されなければ、理論的には株主への影響は中立的になります。