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お金の役割を考える
「今あるお金」と「将来のお金」の話
自分が蓄えたお金をふやすには?
もちろん、お金を借りたら、返すときには利息を支払わなくてはなりません。
「利息」とは、将来のお金をいま使うことに対する手数料のようなものです。
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逆に、自分が蓄えたお金を誰かに貸せば、あとで利息を受け取ることができます。自分のお金を貸すことで、手持ちのお金をふやすことができるわけです。
自分が働いて得たお金を貯めて将来の買い物に使ったり、人から「お金を借りる」というかたちで将来手に入るはずのお金をいま手に入れたり、自分が蓄えたお金を誰かに貸すことなどによって手持ちのお金をふやしたり。現在では当たり前に行われていることですが、これらはみな、お金がこの世に誕生したことによって考え出されたものです。これらにより、私たちの生活は物々交換の時代に比べ、便利で豊かになったといえるでしょう。