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お金の役割を考える
そのお金、今日使う?明日使う?
将来を見据えた買い物について
漁師さんは、釣った魚をお金に換えて、蓄えておけば、やがて欲しかった釣り竿が買えるでしょう。
お金が誕生したおかげで、私たちは、働いて得た成果をお金に換えて蓄え、それを将来の買い物に使うことができるようになりました。
これは、「将来を見据えた買い物ができるようになった」ということでもあります。
この世にお金がなかったとき、漁師さんは魚が腐る前に、急いでモノと交換しなくてはなりませんでした。時間が限られますから、おのずと交換できるものも限られてしまいます。
しかしお金が誕生してからは、漁師さんは釣った魚をお金に換えて、それをいますぐには使わず、将来の買い物ができるようになりました。
今日買うべきモノ、明日買うべきモノ、一年後に買うべきモノ・・・これらをよく吟味して買い物ができるわけです。
これもお金の誕生が引き起こした、大きな変化でした。