政府の役割

所得の再配分と経済の安定

政府にはほかにも仕事があるようです。

予算

政府や地方自治体は年に一度、税金や借金などからなる収入(「歳入」)と、それらの使い道(「歳出」)を細かく決めた「予算」をもとに、仕事を行います。

所得の再配分

収入の多いところから多くの税金を集め、それを社会全体のために使うことで、貧富の差を解消することができます。これを「所得の再配分」といいます。

減税

政府には、経済を安定させる役割もあります。たとえば、不景気のときは、仕事のない失業者が増え、社会にお金が出回っていません。
そこで、政府がお金を出して社会の役に立つ仕事(公共事業)を作ったり、税金を減らして(減税)、社会に流通するお金の量をふやしたりします。

監修:野村ホールディングス

1925年設立。グローバルに拠点をもつ金融サービス・グループ。
幅広い世代を対象とした金融・経済教育にも取り込んでいる。

野村ホールディングス