成長率は一般的に国内総生産(GDP)の変化率で表します。
名目成長率は名目国内総生産の変化率、実質成長率は実質国内総生産の変化率です。
2003年2月に発表された2002年10~12月期の国内総生産を例にとって計算してみましょう。
名目国内総生産は
7~9月期の501兆4937億円から、10~12月の500兆8458億円へ減少しましたので、
(500兆8458億円÷501兆4937億円)-1=-0.1%
となります。
一方、実質国内総生産は
7~9月の541兆1434億円から543兆8417億円へ増加しましたので、
(543兆8417億円÷541兆1434億円)-1=0.5%
となります。
最近では、米国のように成長率を「年率」で計算するのも流行っています。
上記の例で年率計算をすると、実質国内総生産の年率成長率は
2.0%=(543兆8417億円÷541兆1434億円)の4乗-1
となります。