電通株式上場の発表を伝えるニュース番組(フジテレビ「ニュースジャパン」1998年1月5日)
2001年、電通は創立100周年の年に株式上場を果たし、プライベート・カンパニーから社会へ開かれたパブリック・カンパニーに生まれ変わった。真に社会から評価される企業を目指すと同時に、グローバルな市場で広告主の信頼を獲得するためにも、上場の意義は大きい。広告界はグローバル化し、メガ・エージェンシーの激しい競争時代に突入している。アメリカの広告会社レオ・グループとマクマナス・グループが提携し、電通が資本参加して設立したビーコムスリー・グループは、2002年9月、フランスの広告会社ピュブリシスと合併してピュブリシス・グループを設立。電通はピュブリシス・グループと資本提携して、日米欧を基盤としたグローバル・ネットワークを築き上げた。
右側の一番手前のビルが、創立100周年の翌年、2002年12月1日にオープンした新電通本社ビル。再開発都市「汐留シオサイト」の超高層ビル群の先頭を切って建設された。
一方、国内および世界のブランド構築サポート体制をより強化するために、電通は2002年2月1日付でブランド・クリエーション・センターを新設するとともに、アメリカのブランド・コンサルティング会社プロフェット社へ出資。内外企業のブランド構築需要に応えている。
そして2002年12月1日、再開発都市「汐留シオサイト」内に新社屋をグランドオープンした。21世紀、グローバルなコミュニケーション・ビジネスを展開するエージェンシーとして、新たなスタートを切った電通。新世紀コミュニケーション・ビジネスの担い手として、次にどんな時代を築き上げてくれるのか、ますます目が離せない。