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お金の役割を考える
そのお金、今日使う?明日使う?
「いま欲しいモノ」をあきらめて将来の買い物を実現する
もし漁師さんが、将来釣り竿を買うために手持ちのお金を全部蓄えようとしてしまうと、毎日の暮らしに必要な食べ物は買えません。また毎日の食べ物をぜいたくしすぎたら、お金は貯まらず、いつまでたっても釣り竿は買えません。
お金の誕生と同時に、人は「いま使うお金」と「将来使うお金」を対比して考えるようになったといえます。いまの買い物を優先してしまうと、その分将来できる買い物は限られてきます。
「いま欲しいモノ」をあきらめることで、「将来もっと必要になるモノ」を買う、という工夫が生まれるのです。