景気循環

16 景気とは

景気が良い・悪いとはどんなことをいうのでしょう?

景気動向指数

景気の良し悪しを判断するには、経済成長率(GDP)や景気動向指数などがあります。
景気動向指数は、景気の動きと関わりの深い約30個の経済データをもとに算出され、使われるデータには、次のようなものがあります。
・新規求人数(新入社員の募集は増えているか減っているか)
・失業率(仕事が無くなってしまった人は増えているか減っているか)
・新設住宅着工床面積(新しく住宅を買う量は増えているか減っているか)
・大口電力使用量(企業での電力使用は増えているか減っているか)
・法人税収入(企業が国に納める税金は増えているか減っているか)

まとめ

景気とは、経済活動の活発さを指すことばです。
「景気がいい」とは、企業のつくったモノ・サービスの売れ行きが伸びて収益が増え、働く人々のお給料も増えて消費も拡大していく状態で、「好景気」、「好況」といいます。
逆に、企業のモノ・サービスが売れなくて収益が減り、消費が減っていく状態を「不景気」、「不況」といいます。

監修:野村ホールディングス

1925年設立。グローバルに拠点をもつ金融サービス・グループ。
幅広い世代を対象とした金融・経済教育にも取り込んでいる。

野村ホールディングス