分業と労働生産性

14 労働生産性とは?何を特化すればいい?

どんな人や企業、国にも得意分野はあるものです。

労働生産性

労働者1人が、同じ時間内でどのくらい仕事をするかを、「労働生産性」といいます。
A国とB国を比べると、車、大型TVともに、B国のほうが労働生産性が上だといえます。

比較優位

得意分野に特化して、仕事を分担することで、大企業や能力や経験の豊富な人と、利益を共有することができます。貿易においてこのような考え方を「比較優位」といいます。

まとめ

・労働生産性が低くても「比較優位」な産業であれば貿易で利益を得ることができます。
・各国が「比較優位」なものを互いに輸出しあえば、互いに利益を得られるという考え方を「国際分業」といいます。
・「比較優位」と「国際分業」の考え方は、企業や個人でも同じです。社会の多様化と、自分の得意分野を見極め、特化することで、個人の価値を高め、豊かな社会を築くことができます。

監修:野村ホールディングス

1925年設立。グローバルに拠点をもつ金融サービス・グループ。
幅広い世代を対象とした金融・経済教育にも取り込んでいる。

野村ホールディングス