1. 日経STOCKリーグ
  2. 実施記録
  3. 第26回(2025年度)実施記録
  4. 第26回(2025年度)NOMURA Award 受賞者コメント

第26回(2025年度)
NOMURA Award 受賞者コメント

NOMURA Award(特別賞)

中学部門

軽井沢風越学園 本城 慎之介理事長

日経STOCKリーグに参加された経緯について

2021年度から個人探究の授業の一環として、有志が「日経STOCKリーガー」として探究学習に取り組んでいます。本プログラムを採用している理由は、金融経済の視点から社会を捉え直し、全国の中高大学生と切磋琢磨しながら「わたしたちが未来をつくる」という手応えを得られる内容になっているからです。過去5年間で参加者は延べ66名にのぼり、2回、3回と挑戦し続ける生徒もいるほど、活気ある学びの場となっています。

日経STOCKリーグへの取り組みについて

軽井沢風越学園では、経済を「幸せな社会をつくる仕組みのひとつ」として捉え、<わたし><社会><みらい>の関係性を軸に探究を進めています。
具体的には、以下の5つのステップを意識した伴走を行っています。

1)「どんな未来になりそうか」を知る
2)「わたしはどんな未来にしたいのか」を考える
3)「わたしは、その未来にどう関わるのか」を表現する
4)「知る・考える・表現する」に必要な知識と技術を習得する
5)「レポートを期限内に完成させる」をやり抜く

日経STOCKリーグへの参加を終えてのご意見・ご感想

中学生にとっての「社会」は、どうしても自分の興味関心や身近な関係性の中に限定されがちです。
日経STOCKリーグへの挑戦は、テーマ設定の段階で視野をぐっと広げ、決定したテーマを深く掘り下げるプロセスを通じて、未知の社会や多様な価値観を持つ人々と出会う貴重な機会となっています。
取り組む生徒にとっても、伴走する大人にとっても、決して容易な学びではありませんが、金融経済教育の分野で「探究する身体」をつくるうえで、これほどうってつけのプログラムはないと確信しています。

NOMURA Award(特別賞)

高校部門

土浦日本大学中等教育学校 藤田 晃久副教頭

日経STOCKリーグに参加された経緯について

25年前、大学生の頃に誘われたものの参加できなかった悔しさが、心の片隅にありました。
教員となり、生徒に「実践的かつ総合的な学び」を模索する中で本リーグに再会し、投資の社会貢献的側面に強く惹かれました。「善き社会とは何か」を探究し、企業選定や数理分析、実地取材を通して現実的な解決策を導き出すプロセスは、まさに私が求めていた学びの形です。20年の時を経て、生徒と共にこの場に立てたことを嬉しく思います。

日経STOCKリーグへの取り組みについて

当初は試行錯誤の連続でしたが、現在は学年を超えたチームを編成し、先輩が後輩を導く生徒主体の学びが定着しています。文献調査や数理分析、企業への実地取材など、多様な活動が知的好奇心を刺激し、レポート完成という目標が程よい緊張感を生んでいます。また、自ら問いを立て、社会と対話しながら論理を構築していく過程で、生徒たちが驚くほど意欲的かつ逞しく変容していく姿が非常に印象的でした。

日経STOCKリーグへの参加を終えてのご意見・ご感想

事務局の手厚いサポートと「生徒が自走するしかけ」のおかげで、質の高い探究活動が実現できています。本リーグでの経験を機に経済への関心を深め、進路を決定する生徒も毎年現れており、単なる経済学習を超えた「社会を深く理解する場」として極めて有意義だと実感しています。
このような貴重な機会を提供いただき、心より感謝申し上げます。
今後も生徒と共に、より良い社会のあり方を模索し続けます。

日本学園高等学校 堀越 和彦教諭

日経STOCKリーグに参加された経緯について

はじめは学生円ダービーへの参加がきっかけでした。毎日報道される為替相場を通して世界に目を向けて視野を広げようと考え、そこから同じ日経主催の日経STOCKリーグを知りました。

日経STOCKリーグへの取り組みについて

可能な限りインタビューなどを実施しようと気合いが入っていた2005年は、日経からの取材を受け、日経CNBCチャンネルで取り上げてもらいました。実際に会社などを訪問することで社会に触れることができました。

日経STOCKリーグへの参加を終えてのご意見・ご感想

為替株式学習部という部活動を同好会から発足させ、活動が認められて部に昇格しました。その後毎年参加しましたが、入選は残念ながら1回のみ。日経が主催する新聞の未来を考えるコンテストを題材に'Open the Newspaper'というタイトルで入選したときは本当にうれしかったです。その後は部員がいない時期もあり、最近復活しました。2026年度4月から学校名も明治大学世田谷高等学校に変わり、共学化も実施し、新しい時代に入ることが楽しみです。20年継続していたことを考えると、今回の受賞は積み重ねの大切さを改めて感じさせてくれました。

NOMURA Award(特別賞)

大学・専門学校部門

産業能率大学 倉田 洋教授

日経STOCKリーグに参加された経緯について

12年前より参加しています。経営学部の2・3年ゼミ活動の一環として始めましたが、当時の学生たちは教室での対面型授業で理論を中心に学ぶことが主であったため、実際の企業経営のリアルな部分を経験できればと思い参加させて頂きました。課題を進める上で新聞やIRデータなどから企業を分析し、さらに企業訪問してという主体的な行動が目につくようになり大変素晴らしい探究型学習プログラムであると思います。

日経STOCKリーグへの取り組みについて

1年間で一つのテーマ課題を完結させる計画を立てています。前学期は企業戦略等の科目履修で知識を蓄え、夏には北海道帯広でのインターンシップに参加。経営課題の解決という「経営のリアル」を擬似体験しました。後学期は大手外食企業とのメニュー開発で「モノづくり」を実践しています。これら現場での実体験を糧に、独自の視点でテーマを設定し、説得力のある課題レポートの作成に注力しています。

日経STOCKリーグへの参加を終えてのご意見・ご感想

ゼミでは2・3年合同のプロジェクト制を導入し、学年混成グループで活動しています。3年生はリーダーとしてチームを牽引し、目標達成に向けたマネジメント能力を実践的に磨きます。一方、2年生は先輩の姿をロールモデルとすることで、1年後の自身の立ち位置を見据え、主体的に行動する姿勢を養います。この「タテのつながり」を通じたリーダーシップとフォロワーシップの経験は、卒業後も強固な人脈として継続しており、社会の第一線で活躍するOB・OGとのネットワーク形成にも大きな役割を果たしています。

法政大学 髙橋 美穂子教授

日経STOCKリーグに参加された経緯について

日経STOCKリーグへの参加は、ゼミに所属する学生に企業活動や経済動向、社会課題へ目を向ける機会を持ってほしいと考えたことがきっかけです。また、ゼミで取り組んでいる財務諸表分析や企業評価の知識を実践する良い機会になるとも考えました。さらに、グループで一つのテーマに取り組み、互いに意見を出し合いながら議論を重ね、考えを深める経験を社会に出る前にしてほしいという思いもあり、参加しています。

日経STOCKリーグへの取り組みについて

アドバイスはしますが、テーマ設定や進め方、スケジュールも含めて、基本的には学生の主体性に任せています。自分たちで調べ、議論しながらレポートをまとめる経験は、真剣に取り組んだ学生ほど大きな自信につながっているようです。就職活動の面接でも、日経STOCKリーグでの取り組みを「大学時代に学んだこと」の一つとして自信を持って説明できたという声を多く聞きました。面接官との会話が広がったと嬉しそうに報告してくれた学生の姿が、今でも印象に残っています。

日経STOCKリーグへの参加を終えてのご意見・ご感想

今回の受賞は、私個人というよりも、ゼミ授業やサブゼミなどで日経STOCKリーグに真剣に取り組んできた学生たちの努力に対していただいたものだと感謝しております。日経STOCKリーグは、学生が企業活動や経済社会への理解を深め、それを踏まえて自分たちの主張をアウトプットする貴重な教育の場になっていると感じています。私自身も、学生がどのようなテーマに関心を持って取り組むのかを毎年楽しみにしてきました。事務局の皆さまには、このような学びの場を継続的に提供していただいていることに心より感謝申し上げます。

第26回(2025年度)実施記録