1. 日経STOCKリーグ
  2. 実施記録
  3. 第22回(2021年度)実施記録
  4. 第22回(2021年度)特別賞

第22回(2021年度)特別賞

最優秀賞

テクノロジー賞

筑波大学附属駒場中学校 3年

INNOVATION 2.0

【審査委員講評】
EVバッテリーに注目し、日本企業が優位な分野から生まれる新しいイノベーションの形を「イノベーション2.0」として定義。5次スクリーニングまでを丁寧に細かく実施し、ポートフォリオ銘柄を選定する一連の流れにきめ細やかさを感じる。非財務資本の側面からも検証を行い、さらにポートフォリオ決定後も、産官学との連携の調査やベルヌーイの定理を活用して構成比まで理論的に落とし込み等、完成度が非常に高いレポートであった。

部門優秀賞

グローバル戦略賞

筑波大学附属駒場中学校 3年

Japan食を世界へ広めよう

【審査委員講評】
日本食を海外へ広めることで、海外で関心が高まる和食の存在感を高め、和食を守っていくことにつながるとの見解は驚きがあり、かつ非常に納得がいくテーマであった。和食を「Japan食」と自分たちで概念を新たに定めた想いも良いし、企業114社におよぶアンケートアプロ―チにも熱意を感じた。グローバルな戦略を練る点でも日本の経済未来を考えられるレポートだと審査員から評価され、グローバル戦略賞とした。

部門優秀賞

地域共生特別賞

筑波大学附属駒場中学校 3年

投資で地域を変える!!
~株式投資を通した地域振興~

【審査委員講評】
投資で地方創生や地域活性化を実現するという、日本が直面した課題を解決するための方法へのアプローチを行った完成度の高いレポート。地域振興という大きい範囲の中で、地方の企業や、比較的新しい企業が組み込まれ、ポートフォリオの多様性が魅力である。「地域振興研究会」を学内で立ち上げてきた活動内容を存分に発揮した本レポートにはチーム員の情熱が伝わり、地域共生特別賞とした。是非これからも本テーマで活動を続けてほしい。

福山大学 3年

次世代技術で買い物難民に救いの手を!

【審査委員講評】
地域で身近な課題である「高齢者の買い物難民」に焦点をあて、ドローンや無人販売店などのテクノロジーを活用することで買い物アクセスを容易にするポートフォリオを作成した本レポート。エビデンス調査やスクリーニングも丁寧に行えているほか、企業インタビューも積極的に実施しており、身近な課題解決に向けた熱意がとても伝わる。フィールドワークではポートフォリオ構成銘柄のみならず、福山市役所や、福山市と提携を結ぶ企業への独自インタビューも実施しており、地元愛も感じた。

部門優秀賞

スクリーニングアイデア賞

横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校附属中学校 3年

ドローンで飛ぼう!明るい未来へ
~ちいさな災害救助隊~

【審査委員講評】
テーマ選びではドローンの分野の技術や用途をしっかりと研究し、災害用ドローンに決めた後、専門家のもとへヒヤリングに行き裏付けを取っておる行動力も素晴らしいが、特筆すべきは第2スクリーニング。研究成果を活かし、「カメラ」「バッテリー」「センサー」「技術」「使いやすさ」「安全性」「将来性」の点で、各企業を分析するスクリーニングのアイデアは見事であり、学習の成果を自分たちの指標に落とし込めており、スクリーニングアイデア賞とした。

敢闘賞

サステナビリティ賞

広尾学園中学校 2年

食の未来にイノベーションを
~最新テクノロジーが世界を救う~

【審査委員講評】
世界が抱える食糧問題に焦点をあて、「代替タンパク」「食品ロス」「スマート農業」による解決方法を導き出すポートフォリオ作成に挑んでいる。フィールドワークでも代替タンパクに関する企業にヒヤリングを行っており、フードテックを活用したサステナビリティを自分たちなりに考察できている。

アイデア賞

フィールドワーク賞

静岡県立浜松商業高等学校 3年

Bright future
~植物工場と作る明るい未来~

【審査委員講評】
スマート農業から特に植物工場に焦点を当てて、現状分析や将来性などを自分たちなりの学びを深めてから、第1スクリーニングで通過した企業を選んだ段階で、フィールドワークを行い、インタビューで分析を深めている。この段階でのフィールドワークを行ったことでその後の分析にも学びを活かせており、第三スクリーニング後の企業にも再度アンケートを試みるなど、フィールドワークの情熱を非常に感じた。

ルーキー賞

チャレンジ賞

立教池袋高等学校 1年

シン・フードロスコミュニティ

【審査委員講評】
フードロスを解決するためにGPSという最新テクノロジーを組み合わせる独特の切り口のレポート。GPSの技術革新を通じて、自分たちの独自の使用方法でポートフォリオを作ることを目標にし、一貫してGPSを突き詰める姿勢を評価。GPS気象学から得られるデータとフードロス事業を結びつけ、「フードロスコミュニティを確立させる」ことを提言する一貫性が審査員の心にも残った。

第22回(2021年度)実施記録