5 投資手段としての債券の特徴
投資手段としての債券には主に次のような特徴がある。
1.安全性~利子が約束されている
債券を購入した人は、あらかじめ約束された利率の利子を定期的に受け取ることができる。株式にも「配当」があるけど、その金額は約束されているわけではない。債券の場合は利子が約束されているので、その点では安全性が高いと言える。
2.流動性~満期前でも売却することで換金できる
債券を購入した人が、それを満期まで保有しておけば、最初に払ったお金を回収することができるけど、もし満期前に「どうしてもお金が必要なので換金したい」と思ったら、別の投資家にそれを売ることができる。
3.収益性~売却によって利益を得られる場合もある
債券を売却するときに、買ったときの値段よりも高く売ることができれば、その差額分の利益を得ることができる(売却益)。 ただし、これらはいずれも次に見るような「リスク」と裏腹の関係にある。