1. お金の歴史雑学コラム
Column 3

日本のお札を作っているのは?

国の信用 国の信用

お札の印刷技術は、偽造防止のため発展してきました。
お札を偽造することは刑法で「通貨偽造の罪」といい、「無期又は3年以上の懲役」という刑罰が科されることになっており、大変重大な犯罪です(第148条)。

それにしても、そもそもなぜニセ札を作ってはいけないのでしょうか?

ニセ札が出回ると、その国の信用が失われ、お金を仲立ちとして成り立っている経済活動を揺るがしてしまう恐れがあるからです。もし仮に、ニセ札が日本中に大量に出回ってしまったら、私たちは買い物をしてお店にお金を払うとき、お釣りをもらうとき、いちいちそのお札が本物かどうか鑑定しなくてはならないでしょう。やがて誰もそのお札を信用しなくなり「世界で最も高額なお札って、いったいいくら?」のコラムでお話ししたハイパーインフレーションの場合と同様、物々交換の時代に逆戻りしなくてはならなくなります。

重い刑罰が科されるのもそのためです。遊びのつもりで、お札をカラーコピーなどするだけでも「犯罪」と見なされてしまう場合もあるので、みなさんも注意してくださいね。

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また自分が作ったのでなくても、誰かから受け取ってしまったニセ札を使うだけでも犯罪だとされます。ニセ札を見つけたら必ず日本銀行や警察に届けましょう。ただしニセ札を届け出ても、残念ながら本物のお金とは交換してくれません(警察に届け出た場合、ニセ札捜査に協力してくれたということで謝礼が払われる制度はあります)。

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