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モノの値段と価値
値段があるのはモノだけじゃない
「サービス」という値段
これまでモノの値段について考えてきましたが、私たちはモノを買う以外にも、お金を使うことがあります。
美容院で髪を切ったときや、電車に乗ってどこかに出かけたとき、映画館で映画を見たときなどです。携帯電話で誰かと話しても、お金がかかっています。
このようなとき、私たちは、モノを手に入れるのとは違った満足感を得ています。これらを「サービス」と呼んでいます。
サービスも、モノと同じように、そのサービスを生み出すのにどれぐらいの手間や時間、費用がかかるか、そのサービスを利用したいという人がどれぐらいいるか、などによって値段が決められています。
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ふだんあまり意識していないかもしれませんが、私たちの身の回りにはたくさんの種類のサービスがあります。みなさんは普段どんなサービスをどのくらい利用しているでしょうか?思い出してみてください。
そして、そのサービスを利用するときには、モノを買うときと同じように、「自分にとって本当に必要かどうか」「どのぐらい自分に満足感をくれるのか」、「それが値段と見合っているか」などをしっかり考えてみましょう。
