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むかしと(いま)の「お金の(かんが)えかた」がわかる!
お金のことわざカルタをつくろう

対象(たいしょう)学年
小学校(てい)学年~中学年
カテゴリ
  • 国語(こくご)社会(しゃかい)
  • お金の歴史(れきし)
  • (あそ)び・ゲーム
製作(せいさく)期間(きかん)
2日間(ふつかかん)
難易(なんい)()

(とき)は金なり」とか「()らぬ(たぬき)皮算用(かわざんよう)」ということばを()いたことがありますか?これはことわざといいます。

ことわざは、むかしの人が(かんが)えた、くらしの“知恵(ちえ)”がはいったことばです。

お金のことわざには、「お金をむだにしないためのくふう」や「上手(じょうず)につかうための(かんが)えかた」がはいっています。

むかしの人がつくったことわざは(いま)生活(せいかつ)にもあてはまるのでしょうか?

たしかめて、ことわざカルタをつくってみんなであそびましょう。

キーワード解説(かいせつ)

慣用句(かんようく)ってなぁに? 格言(かくげん)ってなぁに?

慣用句(かんようく)とは?
いくつかのことばを()()わせて、本来(ほんらい)意味(いみ)とは(ちが)特別(とくべつ)意味(いみ)になったことばです。
「足が出る」=おもったよりもお金がかかってしまうこと
「金に糸目はつけない」=お金をおしまず使(つか)うようす
格言(かくげん)とは?
人生の(おし)えなどをはっきりと(あらわ)したことばです。
「お金は(いのち)のつぎに大切(たいせつ)である」「お金は人をうつす(かがみ)である」など

ここでは、ことわざを調(しら)べる自由(じゆう)研究(けんきゅう)紹介(しょうかい)していますが、慣用句(かんようく)格言(かくげん)もあわせて調(しら)べてもよいでしょう。

自由研究ことわざを調(しら)べてカルタをつくろう!

ステップ1準備(じゅんび)しよう

ことわざをどうやって(あつ)めるか(かんが)えましょう。たくさん調(しら)べるには、(つぎ)のような方法(ほうほう)があります。
  1. 図書館(としょかん)()って、お金にまつわる本や、ことわざの本で調(しら)べる。
  2. インターネットで、お金にまつわることわざを(さが)す。
  3. おうちの人やまわりの大人(おとな)(おじいちゃんおばあちゃん、近所(きんじょ)の人)に()いてみる。
カルタをつくるときに用意(ようい)するもの
  1. ワークシート

    おうちのプリンターで印刷(いんさつ)しましょう

  2. ワークシートをはるための、(だん)ボールや厚紙(あつがみ)などの台紙(だいし)
  3. (しょく)えんぴつ・ペンなど
  4. はさみまたはカッター、のり

ステップ2調(しら)べよう

お金のことわざを見つけて、どんなことばがよくつかわれているか、そのことばがいつごろつかわれていたか、などを調(しら)べてみましょう。
  1. お金のことわざを(あつ)めましょう。ことわざだけでなく、慣用句(かんようく)格言(かくげん)もいっしょに調(しら)べてもOKです。

    (あつ)めるときの方法(ほうほう)は①図書館(としょかん) ②インターネット ③大人(おとな)()く でしたね。

    ・どんなことばで調(しら)べるといいでしょう? (れい):金、(ぜに)勘定(かんじょう)算用(さんよう)、そろばん、もうけ

    ・お金の格言(かくげん)は、自分(じぶん)(かんが)えてつくってみてもおもしろいですね

  2. 意味(いみ)調(しら)べて、ノートにまとめましょう。

    ・ことわざに出てくることばにはどんなものがありますか?

    ・このことばをつくった人は、(なに)(つた)えたかったのでしょう?

    ・そのことばは、いつの時代(じだい)につかわれていたのでしょう?

    おうちの人やまわりの大人(おとな)に、調(しら)べたことわざや出てきたことばについて、どう(おも)うかを()いてもいいですね。

ノートの(れい)

ことわざ
(れい))とらぬたぬきの皮算用(かわざんよう)
意味(いみ)
まだ手にいれていないのに、「きっとこうなる」と(かんが)えて、あてにしてさきに計画(けいかく)を立ててしまうこと。
出てくることば
・たぬきの(かわ)(たぬきの毛皮(けがわ)のこと=お金になる商品(しょうひん))。
算用(さんよう)(お金の計算(けいさん)のこと)。
自分(じぶん)(おも)ったこと
むかしの人は、たぬきをとって、毛皮(けがわ)()っていたんだね!
まだ手にいれてもいないのに、もうかった気になるなんて!ウキウキする気持(きも)ちはわかるけど、注意(ちゅうい)

ステップ3まとめよう

カルタをつくって、みんなに(あそ)んでもらいましょう。
  1. (あつ)めたことわざを(えら)んで、カルタをつくりましょう。

    ワークシート1はカルタの「()(ふだ)」、ワークシート2はカルタの「()(ふだ)」です。

    ()(ふだ)には、文字でことわざと意味(いみ)()き、()(ふだ)には、ことわざとその内容(ないよう)(あらわ)()()きます。()(ふだ)の〇の中には、そのことわざのはじめの1文字を()きましょう。

    カルタは、一般的(いっぱんてき)に、「あ」~「ん」のすべてのひらがながはじめの1文字になるようにつくられていますが(「ん」をのぞく45(まい)のものもあります)、今回(こんかい)つくるカルタでは、すべての文字がなくてもかまいません。はじめの1文字が(おな)じものが2(まい)以上(いじょう)あっても大丈夫(だいじょうぶ)です。

    文や()完成(かんせい)したら、(だん)ボールや厚紙(あつがみ)などの台紙(だいし)にはってから、()りはなします。

    ワークシート1

    カルタの()(ふだ)シート(1シートで10(まい)のカルタがつくれます)

    必要(ひつよう)枚数(まいすう)印刷(いんさつ)しよう。

    ・「お金のことば」のところにことわざ、慣用句(かんようく)格言(かくげん)()きます。

    ・「意味(いみ)」のところに、そのお金のことばの意味(いみ)()きます。そのことばができた時代(じだい)のことや、そのことばについて自分(じぶん)はどう(おも)うか、なども()くとよいでしょう。

    ・カルタ1(まい)につき、それぞれ1~2(ぎょう)くらいで()きましょう。

    (れい):「まだつかまえてもいないたぬきの毛皮(けがわ)(たか)()れると計算(けいさん)すること。ウキウキしすぎ注意(ちゅうい)!」

    ワークシート1
    画像を拡大する
    ()(ふだ)(れい)
    ワークシート2

    カルタの()(ふだ)シート(1シートで10(まい)のカルタがつくれます)

    必要(ひつよう)枚数(まいすう)印刷(いんさつ)しましょう。

    ・ことわざとその内容(ないよう)(あらわ)()()きましょう。

    ・〇の中に、そのことわざのはじめの1文字を大きく()きましょう。

    (いろ)をぬったり、デザインをしたりして、「自分(じぶん)だけのカルタ」をつくりましょう。

    (れい):「と」らぬたぬきの皮算用(かわざんよう)

    ワークシート2
    画像を拡大する
    ()(ふだ)(れい)
  2. (いま)のことばやモノにおきかえて、自分(じぶん)だけのことわざをつくってもよいでしょう。

    内容(ないよう):アイデアだけアプリで宇宙旅行(うちゅうりょこう)
    (アプリをつくるアイデアはあるけど、まだ(なに)もできていないうちから「もうお金()ちになれるぞ!」と先に(かんが)えてしまっているようす。(いま)時代(じだい)の「とらぬたぬきの皮算用(かわざんよう)」のようなことわざです。)

    オリジナルことわざの(れい)
  3. つくったカルタで(とも)だちやおうちの人と(あそ)んでみましょう。(3人以上(いじょう)(あそ)びます)

    ()()1人(ひとり)きめ、()(ふだ)をならべます。

    ()(ふだ)()()げ、いちばん早く()(ふだ)()った人がその(ふだ)をもらえます。

    ・より(おお)(ふだ)()った人がかちです。

解説

めあて

お金の大切(たいせつ)さやお金とのつき()いかたを学ぼう

お金にまつわることばを調(しら)べると、
「どうしたらお金を上手(じょうず)につかえるか」
「むだなくつかうにはどうしたらいいか」
ということがわかります。さらに、どうして、そのことわざができたのか、つくった人たちのくらしや(かんが)えかたや“知恵(ちえ)”も学びましょう。学んだことはカルタにまとめて、まわりの(とも)だちにも、(あそ)びながらお金のことを()ってもらいましょう。

お金にまつわることわざは、江戸時代(えどじだい)に生まれたものが(おお)

日本のお金のことわざの(おお)くは、およそ400年(まえ)江戸時代(えどじだい)に生まれ、人々に(ひろ)まりました。
これには、江戸時代(えどじだい)()きた3つの大きな変化(へんか)関係(かんけい)しています。

お金のことわざには、むかしの中国(ちゅうごく)から(つた)わったものや、明治時代(めいじじだい)よりあとに外国(がいこく)からはいってきたものもあります。

  1. お金が(おお)くの人にとって身近(みぢか)になった時代(じだい)

    むかしの人々は品物(しなもの)どうしを交換(こうかん)したり、(こめ)(ぬの)などをお金の()わりにしたりしていました。江戸時代(えどじだい)になり、社会(しゃかい)安定(あんてい)すると、「金貨(きんか)銀貨(ぎんか)(ぜに)」が(ひろ)くつかわれるようになり、(おお)くの人々のくらしの中で、お金を使(つか)った()()いがさかんになりました。

  2. 町の人のパワーがつよくなった!

    江戸時代(えどじだい)には商売(しょうばい)がさかんになり、大きな力を()商人(しょうにん)もあらわれました。「どうすればお金をかせげるか」「どうすればお金でしっぱいしないか」「できるだけ(そん)をしたくない」ということに、人々は関心(かんしん)をもつようになりました。お金をテーマにした物語(ものがたり)や、落語(らくご)流行(りゅうこう)し、お金についての(かんが)えかたをあらわすことばが(ひろ)まっていきました。

  3. 「いろはカルタ」が大人気

    江戸時代(えどじだい)には、いろはカルタという(あそ)びが人気になりました。商人(しょうにん)の町として()られる上方(かみがた)(いま)京都(きょうと)大阪(おおさか)あたり)のカルタでは、「地獄(じごく)沙汰(さた)も金次第(しだい)」や「(ねこ)小判(こばん)」などのお金のことわざも()りいれられていました。こうして、お金についてのことわざが、(おお)くの人々に()られるようになったのです。

発展研究もっと研究(けんきゅう)応用(おうよう)(へん)アイデア

  1. 自分(じぶん)()きなお金のことばランキングをつくろう

    ・かっこいいランキング

    ・「ため」になるランキング

    など、(あつ)めたことばを、ランキング形式(けいしき)でまとめましょう。どうしてその順位(じゅんい)になったかの理由(りゆう)()きましょう。

  2. お金のことばを種類(しゅるい)わけしてみよう

    ・ためになることば

    ・しっぱいしたことば

    成功(せいこう)したことば

    (いま)ではつかわないことば

    など、(あつ)めたことばを、種類(しゅるい)ごとにまとめてみましょう。

  3. 世界(せかい)のことわざや格言(かくげん)調(しら)べてみよう

    世界(せかい)にも、お金のことわざがあるか、調(しら)べてみましょう。
    そのことわざと()意味(いみ)をもつ、日本のことわざはありますか?
    反対(はんたい)に、日本にはない(かんが)えかたのものもあるかもしれませんね。
    (れい):Don't count your chickens before they hatch.(ひよこが生まれる(まえ)に、(かず)(かぞ)えるな。)=「とらぬたぬきの皮算用(かわざんよう)」と()ていますね!

    外国(がいこく)のことわざ

制作:野村ホールディングス キッズネット(朝日学研シンクエスト)