東京大学 A.Iさん
第26回日経STOCKリーグ最優秀賞受賞に伴い、ニューヨーク研修に参加する機会を賜りましたこと、心より光栄に存じます。私にとって初めてのニューヨーク渡航であり、経済学部で金融を学ぶ者として、世界の金融・経済の中心地を訪れることができた経験は、大きな刺激となりました。その感覚は、これまで講義やニュースで学んできた金融の世界を実際に体感する「聖地巡礼」にも似たものでした。また、約9カ月間にわたり共に日経STOCKリーグに取り組んできたメンバーと現地を訪れ、これまでの努力を振り返ることができた点においても、思い出深い機会となりました。
本研修を通じて特に印象に残ったのは、世界中の資金が集まり、国境を越えて企業や経済に配分されていく金融市場のダイナミクスを感じたことです。ウォール街やニューヨーク証券取引所を訪問した際には、金融政策を巡る重要な局面の中で市場が大きく動いており、その変化のスピードと規模に圧倒されました。各国の期待や不安が瞬時に価格へと反映され、それが再び世界へ波及していく様子を目の当たりにし、金融市場がグローバルに連関するダイナミックなシステムであることを実感いたしました。マーケットメイカーの方との対話を通じて、そうした大きな流れの最前線で意思決定がなされていることにも強い印象を受けました。
また、現地の日系企業への訪問を通じて、海外で活躍されている日本人の方々の姿に大きな刺激を受けました。日経アメリカ社では、世界中の情報が集積するニューヨークにおいて付加価値の高い記事を生み出すための視点について学び、目まぐるしく変動する情勢の背後にある本質を捉える重要性を認識いたしました。さらにNomura Americasでは、グローバルな競争環境の中で主体的に価値を発揮していく姿勢についてお話を伺い、世界の金融市場におけるアジアマーケットの可能性を感じることができました。加えて、三菱地所アメリカでは、現地に根差した事業運営と日本人としての関わり方や、現地で働くかたのキャリア設計等について理解を深めることができました。
世界中の人の夢が集まる場所であるニューヨークでは、誰もが自らの力を信じ、世界を動かす強い意志を持って日々を生きているように感じられました。帰路、ハドソン川越しに見たエンパイアステートビルに落ちる夕日は非常に印象深く、今回の経験を象徴する光景として心に残っております。将来、自らも金融の舞台で価値を発揮できる人材となり、再びこの地を訪れたいと強く感じました。
最後になりますが、この度の研修の企画に携わっていただいた企業や大学の方々、現地でお世話になった社員の皆様やガイドの方に深く感謝申し上げます。そして、共にニューヨーク研修に参加したチームメンバーにも感謝したいです。本当にありがとうございました。