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第18回最優秀賞チーム ニューヨーク研修旅行報告

3月18日から6日間、第18回日経STOCKリーグ最優秀賞者の松山東高等学校の生徒4名と先生がニューヨーク研修旅行に参加し、野村グループニューヨークオフィスなどの企業や国際連合本部、ニューヨーク証券取引所を訪問、見学しました。春休みの宿題を携えての参加でしたが、様々な人と出会い、世界や文化の中心地で多くの刺激を受け、自分たちの将来を考える良い機会になったことでしょう。

新聞掲載写真

第18回研修旅行スケジュール

ニューヨーク研修旅行を終えて

愛媛県立松山東高等学校 2年 今村 誠宏

今回のニューヨーク研修旅行では、世界で活躍される様々な方から話を聞くことができました。企業訪問では、アメリカの政治・経済の現状について話をしていただき、どれもが興味深いものでした。トランプ大統領2年目を迎える同国で、どのようなことが起こっているのか、各企業の方々が冷静に分析し、ビジネス判断をしていると感じました。
また、企業だけでなく、国際連合本部も訪問しました。敷地のいたるところに「平和」や「非暴力」を象徴するモニュメントが設置されていて、これは実際に目にすると、写真で見るのとは違う意味を与えてくれるものでした。世界中の国が集まり、世界の問題解決を図っていくその場所に足を運んだことで、世界の中での日本ができることは何かということについて考える機会になりました。
研修を通じて、日々学校で学んでいることが様々なところで繋がっていることを実感しました。この研修で学んだことを日常にも生かしていけるよう、毎日を意識的に過ごしていきたいと思います。
研修旅行に関わってくださった皆様、ありがとうございました。

今村 誠宏

愛媛県立松山東高等学校 2年 三好 由里子

今回ニューヨークを訪れて、言葉を失うほどの衝撃をたくさん受けました。研修の中でトランプ大統領の影響とIT産業の実態がよく話題となりました。日本経済新聞の記者の方はニューヨークからの視点を交えてアメリカの政治・経済について分かりやすく教えてくださり、私たちの意見や質問に答えてくださいました。私は愛媛にいる時よりもトランプ大統領の影響力をより強く、より具体的に感じ、アメリカの政策を知る必要性が分かりました。北米三菱商事の方はシリコンバレーで働いている方とテレビ電話でつないでくださり、強い印象を受けました。野村證券NYオフィスの方もIT産業の未来を見据えてお話してくださいました。時間が短く感じられ、シリコンバレーの勢いだけでなく、日本の将来に不安を感じました。
今回の研修で自分の将来を具体的に見つめることの重要性と、働くということが社会貢献に通じるということを学びました。この研修で学んだことを生かし、将来は自分も伝えられる人になりたいです。

三好 由里子

愛媛県立松山東高等学校 1年 只信 伊織

今回の研修旅行では、アメリカには様々な国の人々や企業が集まってきており、アメリカの経済は世界、ひいては日本の経済にも影響を及ぼす、ということを学習しました。現地の企業の方の話はとても興味深いものであり、新たに学んだことも多くありました。例えば、北米三菱商事では、経営人材には事業構想力や事業実行力が必要であることに強く納得し、日経アメリカ社では、現時点でのアメリカの状況を政治の面や経済の面など、様々な面から教えていただきました。また、野村證券NYオフィスでは、アメリカ経済の問題について、ニューヨーク証券取引所では、ニューヨークの株式事情について学ぶことができました。他にも様々なことを高校生にも分かるように説明していただき、質問に対しても詳しくお答えいただきました。これからもアメリカや世界は私たちの生活に密接に関係してくるでしょう。そのためにも、世界の出来事に関心を持ち、様々な面からの情報を自主的に手に入れるべきだと思います。

只信 伊織

愛媛県立松山東高等学校 1年 渡部 千紗

このNY研修旅行の中で沢山の人の意見と出会うことができました。
まず、北米三菱商事を訪問させていただいたとき、「失敗は成功のもとと言うけれど、成功も味わってほしい」という言葉を聞いて「自分は本当に失敗を成功につなげているのか」という疑問が浮かびました。当たり前のことではありますが、try and errorと反省を繰り返してやりきることの重要さを実感させられました。日経アメリカ社では現在のアメリカの政治について話を聞きました。人口が多く、様々な国から来た人のいるアメリカでは意見に多様性があるものの、周りの意見に負けてしまうことがあり、少数意見は言いにくいところもあるという話を聞き、驚きました。野村證券NYオフィスではアメリカの投資の規模の大きさに驚きました。中でも一番心に残ったのは「日本の存在は薄れており、存在意義を保つためには教育と世界の人々の意見を知ることが必要だ」という話です。NYSEは想像を超えるもので、取引会場やカンファレンスルームは映像で見るより活気に溢れていました。現状を受け止めてこれからの学習に取り組み、世界のニュースに目を向けるようにしたいです。

渡部 千紗

愛媛県立松山東高等学校 三好 千聖 教諭

地元愛媛で開催された宇宙国際会議などを通して、宇宙産業に関わる地元企業やアンケートにご回答いただいた企業、自治体の皆様から生徒たちは多くの気付きと感動をいただきました。レポート審査員の方々には、地方ゆえに企業訪問など難しい部分がある中、生徒たちの熱意をお汲み取りくださったことに感謝しています。
ニューヨークという最前線の場でご活躍されている方の話は、具体的で興味深く、ご教示いただいたアメリカ経済の課題、日本に求められるイノベーションに向けての企業改革について、私も他の生徒たちに伝えたいと思いました。また生徒たちが意見を言いやすいように、準備と配慮をいただいたおかげで、研修旅行中にも生徒の成長を感じる場面がありました。この貴重な経験が、生徒たちの今後の人生に大きな影響を与えると信じています。
「日経STOCKリーグ」は生徒が主体的にかつ深く学び、社会と繋がって成長出来る秀逸な教材だと思います。このような学習の機会を与えてくださった日本経済新聞社様、野村ホールディングス様、そして関わってくださった皆様方に深くお礼申し上げます。

三好 千聖 教諭
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