3月19日から6日間、第17回日経STOCKリーグ最優秀賞者の東京大学学生5名がニューヨーク研修旅行に参加し、野村グループニューヨークオフィスなどの企業や国際連合本部、ニューヨーク証券取引所を訪問、見学しました。就職活動等をしながらの忙しい時期ではありましたが、中学時代からの夢を実現し、世界や文化の中心地で様々刺激を受け、自分たちの将来の可能性を幅広く考える良い機会になったことでしょう。
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第17回最優秀賞チーム ニューヨーク研修旅行報告
ニューヨーク研修旅行を終えて
東京大学経済学部 3年 川手 魁
ニューヨーク研修旅行では、第一線で活躍される様々な方からお話を伺うことが出来ました。北米三菱商事では同社におけるアメリカの位置付けや将来展望について、日本経済新聞アメリカ社ではアメリカの政治経済動向について伺い、同国のリアルタイムの様子を学びました。こうした経験は、私が進路選択を考える上で大変参考となりました。
また、国際連合本部への訪問も印象に残っています。国際政治の中心とも言える場所へ実際に足を運んだことで、国際社会への関心が高まったのみならず、我が国を改めて振り返るきっかけにもなったと感じています。
この度はこのような貴重な研修旅行をご用意くださり、ありがとうございます。
東京大学法学部 3年 大畑 毅志
今回のニューヨーク研修旅行において、国際連合本部やニューヨーク証券取引所への訪問を通じて世界の政治経済の最前線を目の当たりにできたことは非常に貴重な経験であり、このような機会を与えて頂いたことにまず御礼申し上げます。現地の方や日本企業の方から伺った話は興味深く、自分のキャリア形成や日本の将来について再考する契機となりました。
私が今回の研修を通して最も印象的であった点は、アメリカ合衆国のDNAとも言える多様性です。どのような社会的文脈においても多様性を受容し新たな創造の源泉としている場面を、訪問した機関のみならず現地の高校や街を行き交う人々の中にも感じ取ることができました。その意味においてニューヨーク研修旅行は刺激的であっただけでなく、極めて示唆的であり有意義であったと感じています。
東京大学工学部 3年 荻島 諒也
金融という切り口でニューヨークを見ることができたのが貴重な体験でした。ニューヨーク証券取引所のトレーディングフロアにてDesignated Market Makersが公正な取引を行う様子を見たり、野村グループニューヨークオフィスで日本とアメリカの投資家の考え方の違いを学んだりと、日経STOCKリーグを通じて日本株やポートフォリオについて勉強したからこそ、より価値のある体験をすることができました。
また、以前、パリのUNESCOを訪問して以来、国際連合本部にも行ってみたいと思っていたので、その願いが叶い、自分も世界に貢献できる人材になりたいと刺激を受けました。
あらためてこのような場を与えてくださった関係者の皆様に感謝申し上げます。
東京大学教養学部 2年 前田 武暁
今回のニューヨーク研修旅行では、世界NO.1の経済大国アメリカで商業・金融業・報道に従事する方々のお話を聞くことができました。日本経済新聞アメリカ社では、第一線で活躍する記者の方から、トランプ新大統領の下でのアメリカ経済の現状と展望について伺い、アメリカ経済が抱える問題への認識が深まりました。北米三菱商事では、日米間の経済協力や商業交流の話を通して、北米という大規模市場で、日本の総合商社はどのように生き残っていけばよいのかということについて学ぶことが出来ました。
また、企業訪問以外にも、国際連合本部の見学ツアーや、ニューヨーク証券取引所の見学など、学生旅行では到底行くことができないような場所を訪問することもでき、本当に貴重な機会でした。この経験を今後の学生生活や社会生活に活かしていけたらと思っています。
東京大学法学部 3年 堀 俊太郎
この度の研修旅行で、金融の本場であるニューヨークにて現場を視察することができたのは大変良い経験となりました。
ニューヨーク証券取引所に伺った際には、社会の血液ともいえる資金が円滑かつ健全に循環するために、証券取引所が自身の役割を強く自覚し、日々の業務にあたっていることを認識することができました。さらにはより良いビジネス環境を創出するための、地域間連携の動きがあることも伺い、これからの金融の在り方について考える良い機会となりました。さらには、野村グループニューヨークオフィスにて米国での日本株の取引について貴重なお話を伺うことができました。金融という業界においても日本のプレゼンスを示すような取り組みがなされているということを知り、視野が広がりました。一方日本の将来に対する米国投資家の厳しい予測も伺い、改めてこれからの日本経済全体の強みについて見つめ直す良い機会となりました。
この度の研修で、社会に資金を循環させる金融のダイナミズムを肌で感じることができました。この経験を踏まえて、グローバルな経済の変動、更にはその中での日本の立ち位置について今後も興味を持って参りたいと思います。