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郵政の民営化

2007年9月18日

まな子

ねえ聞いて! まな坊がくれた暑中見舞いの葉書のクジ、当たってたのよ。

まな坊

うらやましいなあ! 僕は、年賀状も暑中見舞いも、当たったことがないよ・・・。
そういえば、年賀状のクジとか、これからもつけてくれるのかなあ。

まな子

え?何か変わるの?

まな坊

「郵政民営化」って、聞いたことあるでしょ?あれが10月からなんだ。いままで国が運営してた郵政公社が、民間が運営して、ふつうの会社みたいになるんだって。

まな子

それ、聞いたことある。でも、国の運営じゃなくなったら、まな子たちに何か影響はあるのかな?

まな坊

うーん・・・すぐに目立った変化はないかもね。僕たちが送っている葉書や手紙は、これまでと同じ料金みたいだし。今、家にある葉書や切手もそのまま使えるんだって。

まな子

じゃあ、安心ね。

まな坊

今のところは、僕たちみたいな使う立場の側じゃなくて、どちらかというと、郵政公社と同じような仕事をしている会社の人たちがドキドキしているようだよ。

まな子

同じような仕事って?

まな坊

ほら、荷物を届ける宅配業者とか。郵政公社は小包を送る仕事もしているから、民間の運営になったら、競争がはじまって、お互いライバルの関係だよ。どこも負けないようにいろいろアイディアを考えているみたい。

まな子

会社の人たちが頑張ってくれるのは、まな子たちにとってはいいことね。

まな坊

少しでも早く荷物を届けるように工夫したり、安い料金になるようにしてくれるかもね。
郵政公社はこれまでにも、コンビ二とかとも提携して、郵便物とか小包が出せるようになっているよ。

まな子

そういえば、コンビ二のレジで、郵便マークのついた赤いポスト見たことあるわ!

まな坊

郵政公社は郵便物を扱う仕事だけじゃなくて、ほかにも貯金とか、保険、投資信託っていうのを扱う仕事をしているみたいなんだけど、同じような仕事をしている銀行とか、証券会社とか、保険会社とかも、ライバルになるんだって。だから、みんな頑張って準備をしているみたいだよ。

まな子

ふーん。ライバルが増えて競争ばっかりだと、かわいそうな気もするな。

まな坊

まな子は争いごとが嫌いだもんね。でも、どんな便利なサービスが出てくるのか、期待して待ってみようよ!

解説

手紙や葉書を集配するおなじみの郵便局は、約130年ものあいだ、国によって運営されていました。郵便局は、2003年4月より日本郵政公社と呼ばれるようになっていますが、いよいよこの2007年10月より、この日本郵政公社は民間の運営(民営化)になります。

この郵政民営化は、「郵政公社の郵便貯金が集める大量のお金を、民間が使うことができれば、経済はもっと活性化するだろう」と考えて、小泉前首相が取り組んだ構造改革のいちばん大きな柱にとして、推し進められてきたものです。

民営化後の郵政公社は、政府がすべての株式を持つ持株会社「日本郵政」と、この日本郵政の子会社である(1)日本郵便(手紙や葉書を集配する郵便事業)、(2)郵便局(郵便局の運営)、(3)ゆうちょ銀行(郵便貯金)、(4)かんぽ生命保険(簡易生命保険)の4社に分社・再編されます。

日本郵政の社長には、三井住友銀行・前頭取の西川氏が就任したほか、その子会社の4事業会社の会長には民間人が選ばれており、民間のアイディアを取り入れて、ムダをなくし効率的に事業を進めていくことが期待されています。

郵政公社は国の運営であったことから、税金の面などで優遇されており、事業を拡大するのも有利でした。従業員数、ネットワークの大きさは巨大であり、郵便貯金や簡易保険の資産残高も、大手民間企業をかなりの規模で上回る大きな組織であるため、民営化になると、これまで頑張ってきた民間企業を圧迫する存在になると心配する声もでています。

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