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北海道洞爺湖サミット

2008年7月15日

まな子

ちょっと前まで、駅とかいろんなところで警備がすごかったけど、何かあったの?

まな坊

ほら、北海道の洞爺湖でサミットをやってたからだよ。

まな子

あ、それ聞いたことある!

まな坊

G8って呼ばれる世界の主要8カ国の首相や大統領が毎年集まっていろいろ話し合うんだよ。開催国の首脳がサミットの議長になるんだけど、日本では2000年の沖縄サミット以来だったんだって。

まな子

議長かー。まな子もクラス委員同士が集まる時に議長を時々やるけど、大変なんだよね。

まな坊

今回はG8のほかに、中国とかインドとか、今頑張って経済を発展させている新興国の首脳も呼んで、地球温暖化について話し合う機会を設けたけど、あまり話が進まなかったらしい。

まな子

そうなんだ。

まな坊

世界の温室効果ガスの排出量を2050年までに半分に減らすという目標はできたけれど、具体的な話はできなかったみたい。

まな子

何か問題があったの?

まな坊

新興国の一部は、もっともっと経済を成長させたいから、これから温室効果ガスが増えそうなんだ。だから、今までたくさん温室効果ガスを出して成長した先進国と同じ条件で、目標を設定されるのは不公平だって主張しているんだ。

まな子

そういわれると・・そうだよね。どうしたらいいのかよくわからないなー。

まな坊

新興国の中でも「目標の数値は作るべき!」っていう意見もあるし、アメリカは、新興国も揃わなければ、進めたくないって姿勢だし、EUだってすべて同じ意見じゃないし・・・。これから世界でねばり強く話し合っていかないといけない問題だと思うよ。

まな子

本当だね。でも、いろんな国の意見を言う機会があったのは、よかったよね!

まな坊

そうだね。それにこのサミットで、温暖化防止につながる日本の技術を展示して、外国の人に見てもらうことができたしね。ニュースで見たけど、すごかったよ!

まな子

へーっ!これから、世界中でいいアイディアがもっとたくさんでてくるといいね。

解説

「サミット」は英語で「山の頂上(トップ)」を意味しますが、G8(Group of Eight)と呼ばれる世界の主要8カ国(日本、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、カナダ、ロシア、欧州連合)の首脳が参加して、世界的な重要事項について話し合う会議のことです。
1975年フランスにて第一回目が開催されて以降、参加国が順番に議長国(サミットを主催する国)となって毎年開催されています。

34回目を迎える2008年は、日本が議長国となり北海道洞爺湖町で7月7〜9日の3日間にわたり実施されました。今回の主なテーマは世界経済や地球温暖化、食料価格高騰問題、アフリカ開発などです。
日本が議長国になるのは5回目ですが、今回G8とは別に、拡大会合に中国やインドなど14カ国が招待され、合計22カ国の首脳が参加する史上最大のサミットになりました。警備も過去最高レベルで、開催会場近郊ほか都市部の警備もいっそう強化されました。

サミットにおける大きな関心事は地球温暖化問題で、前回ドイツのサミットで「CO2などの温室効果ガスの排出量を、2050年までに半減」という提案があり、今回合意に向かったものの、中国やインドをはじめとする新興国からは「経済成長を犠牲にしてまでCO2の削減には取り組めない」「これまでCO2を大量に排出して成長してきた先進国が率先して取り組むべき」という考えや、アメリカが消極的なこともあり、具体的な数字を目標に盛り込むことには賛成してもらえませんでした。

先進国と途上国で考えの違いが際立ち、さしあたって具体的な目標が定まったわけではないため「サミットの成果は期待はずれ」という声もあります。
しかし、各国首脳による真剣な意見交換が行われ、長期的に温室効果ガスを削減していくよう努める大まかな合意がなされたことは一つの前進と考えることもでき、今後の話し合いの進展に期待したいところです。

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