まな坊&まな子の社会科トーク 最新の20件

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M&A

2007年7月17日

まな子

最近ニュースに出てくるA社、クラスのまな美ちゃんのお父さんが勤めている会社なの。外国の会社になっちゃうかもしれないって、心配していたわ。

まな坊

僕も父さんと一緒にそのニュース見てるよ。こういうのをM&Aっていって、これからもっと増えそうなんだって。

まな子

じゃあ日本の会社は、これからどんどん外国の会社になっちゃうの?M&Aって、「外国人に乗っ取られる」ってことなの?

まな坊

ちょっとまな子、そんなに焦らないでよ。M&Aって、いくつかの会社がひとつになったり、ある会社がほかの会社を買い取ったりすることで、海外の会社だけがしかけてくるわけじゃないんだよ。

まな子

あ、そうなんだ。でも、なんとなくコワいイメージだなぁ。

まな坊

日本の会社だって、海外の会社を買ったりしているんだよ。日本の会社どうしで、ひっついて大きな会社になったりね。

まな子

銀行とかがそうかな?

まな坊

そうそう。あと、スーパーやレストランが同じ名前のグループになるとかね。M&Aにはいろいろなタイプがあるんだよ。

まな子

ふーん。でも、まな子はレストランが大きくても小さくても、どっちでもいいわ。おいしければいいの。でも会社からみたら、大きいほうが儲かってうれしいのかな?

まな坊

そうだね。でも、ニュースの辛口コメンテータは、会社は大きくなれば儲かるとは限らないって言ってたよ。今までライバルだった会社と手を取り合って業績を上げた例もあれば、反対にうまくいかない会社もあるんだって。やっぱり、会社のリーダーの腕とか、一緒にやってく人たちとの相性とかあるんじゃないかな。

まな子

じゃあ、まな美ちゃんのお父さんの会社が外国の会社になったら、どうなるかな?

まな坊

うまくいくかもしれないよ。そうそう、僕の好きなサッカーチームのことだけど、この間、外国人の新しい監督に変わったんだ。その監督が、外国のすごい選手も連れてきて、契約したんだよ!

まな子

それで、いいチームになってきたの?

まな坊

最初は新しい外国人選手とこれまでの選手たちとのチームワークが上手くいかなかったみたいだけど、だんだん慣れて活気に満ちてるよ。新しい戦術も取り入れてチームの弱点も克服しつつあるよ。

まな子

へえ、すごい。これからが楽しみね!

解説

M&Aとは、会社の合併(Mergers)と買収(Acquisitions)のことで、いくつかの会社がひとつになったり、他の会社を吸収して規模を大きくしたり、経営の多角化をはかったりすることです。また、会社のあるひとつの部門だけを買ったり売ったりすることも行われます。
そして今や、国境を越えた世界的な規模でのM&Aも一般的になってきています。
日本でも、2007年1-6月の上場企業を対象としたM&Aは過去最高(半期ベース)の338件に上り、ますます注目が集まるテーマです。

会社(または部門)を買う側にとっては、自分の会社の得意分野をさらに強くしたり、弱点を補ったりできます。
例えば、「関西では強いけれど、関東では無名」のA社が、関東に進出して新しくお店をいくつも作って成功するにはかなりの時間がかかります。
この時、A社と同業のB社が逆の状況であれば、A社とB社が合併(または買収)すれば全国展開が一気にはかれ、業界でもっと強い存在になると期待されます。

いっぽう売る側は、あまり儲かっていない部門を売って得たお金を、もっと大事なところにまわして会社の経営状態をよくすることができるというメリットがあります。

文中では、「まな美ちゃんのお父さんが心配している」と表現しています。確かに、新しい経営者がやってきて、これまで頑張ってきた社員の反感を買ったりしてうまくいかないケースもありますが、M&A(買収や合併)に関わったお互いの会社にいい結果をもたらす成功例もたくさんあります。

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