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団塊の世代の退職

2007年4月2日

まな坊

すごいなー。まなぼうツアーズで、「80日間世界遺産の旅」発売だって!
値段は・・2人で2007万円だ!

まな子

に、にせんななまんえん!?そうか、2007年にちなんでね。でもいったいどんな人が、そんなダイナミックな旅行に行くの?

まな坊

退職金で行くみたいだよ。
なんでも、2007年は、「団塊の世代」っていわれてる人たちが、たくさん定年退職を迎える最初の年なんだって。

まな子

なるほど。
それならお金も時間もたっぷりあるよね。

まな坊

だから、旅行会社や百貨店が「第二の人生をエンジョイしよう!」ってコンセプトで、あの手この手で新しいサービスを考えてるようだよ。銀行や証券会社なんかも「退職金を上手に運用しましょう」っていう、キャンペーンを企画してるみたいだね。

まな子

あ、それCMで見たことある。「円熟人生」って言ってるのでしょ!退職金をもらってリッチな人が増えたら、日本の景気ももっと盛り上がるのかしら!

まな坊

でもね、この話、「2007年問題」 とも言われていて、そんなにワクワクするようなことばかりじゃないみたい。なんたって、いっせいに大勢の人が会社を辞めてしまうんだから。
野球にしたって、今まで順調にやっていたのに、チームからベテラン選手がいっせいに抜けたらどうなる?残ったメンバーでなんとかやっていかなきゃならないってことだろう!
あわてて新人を入れたところで、すぐには戦力にはならないから、今までのようにスムースにはいかなくなるかもしれないんだよ。

まな子

そうかぁ、残されたチームのメンバーは大変ね。なにかいい方法はないのかしら?

まな坊

国や会社はいろいろ工夫してるようだよ。長い間がんばってきたベテランの人たちから、若い人たちにうまくバトンタッチができるといいなぁ。

まな子

そうね。こんどは私たちがもっとがんばらなくちゃね。

解説

日本の人口ピラミッドを見ると、1947年から1949年までの3年間に生まれた人たちが、前後の世代に比べてとても多く、この年代を「団塊の世代」と呼んでいます。
「団塊の世代」の名づけの親は作家の堺屋太一さんですが、総務省では「第一次ベビーブーム」と名づけています。
日本の会社では、一般的に60歳で定年退職となりますが、2007年はこの「団塊の世代」の第一陣(1947年生まれの人)が退職を迎え、この3年間で大勢の人たちが会社を引退することになります。

企業では、政府のバックアップのもと、すでに退職した人にカムバックしてもらったり、定年を過ぎても会社で働いてもらえるような制度を整えています。また、女性が子育てをしながら働きやすい環境をつくるためにいろいろ工夫をしたり、外国人の力をさらに活用しようと取り組んでいます。

「団塊の世代」の大量退職により、大勢の人の生活スタイルが変わります。このことに目をつけ、各企業はこれまでと違ったサービス展開を始めています。
スーツを着て働く人が急に減るため、紳士服メーカーが、スーツ以外におしゃれな遊び着などをアピールしているのは一つの例です。また、これまでライバルだった会社が、協力しあって一緒に仕事を始める動きもあります。

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