1. いま聞きたいQ&A
Q

会社が公開するとき発行株数が少なすぎると、機関投資家などがごっそり買い占めた場合、その後の株式の流通が悪くなり、株価が振るわない、みたいなことを読みました。株式の流通が悪くなると、なぜ、株価がふるわなくなるのですか?

株式の流通が悪くなると、株価が必ずふるわなくなるとは限りません。
市場に流通する株数が少なくなると、ちょっとした買いが入れば、株価が大幅に上昇することは考えられます。

しかし、逆に、ちょっとした売りが出れば、株価が大きく下がることもあります。
つまり、株価が乱高下しやすくなるわけです。株価があまり乱高下するようだと、一般の投資家はなかなか手を出しにくくなります。また、資産運用対象として株式を考えた場合、大きな魅力の一つは流通性や換金性の高さにあるといえます。市場ですぐに買える、いざというときに、すぐに売れるという特徴です。
流通が悪ければ、その魅力は少なくなります。結果として、投資家の人気が減れば、株価がふるわなくなることは多いのです。

ご注意:「いま聞きたいQ&A」は、上記、掲載日時点の内容です。現状に即さない場合がありますが、ご了承ください。

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