景気が上向いたり、企業がヒット商品を出したりすると、株価は上がる。
ところが、こうした理由とは別に、マーケット自体の動き─つまり、おおぜいの投資家がどう行動するか─によっても、株価はしばしば大きく変動するんだ。
例えば、ある企業の株価が急激に上がった直後、「ひとまず売ってお金をもらおう」と考える人が増えて、一時的に株価が下がることがある(反落)。そうして、ある程度まで下がると、今度は「だいぶ安くなったから、そろそろ元に戻るぞ」と考える人が増えて、再び上昇しはじめる(反発)。こんなふうに、株価は経済や個々の企業の「実力と成績」だけではなく、マーケット自体の動向によって左右されることもあるんだ。
じつはマーケットの動向には「相場の癖」ともいうべき、独特のパターンがある。先ほどあげた「反落・反発」もその一つだ。こうした「癖」をつかむためには、まず日経のマーケット総合面の解説を読んでみよう。「円安が進んだから、輸出関連銘柄が上昇した」などと、値動きの原因が細かく分析されているから、続けて読んでいけば値動きのパターンがつかめてくるよ。