この記事は、電機大手10社の業績について伝えるもの。全体的に収益拡大が目立つ格好となっている。
ただし、利益の多くは「円安(ドルやユーロといった海外の通貨に比べて円の価値が低いこと)」による増益効果によるものだ。電機メーカーのように製品を海外に多く輸出する企業にとって、円安は利益を押し上げる要因になりやすい(逆に「円高」だと利益を押し下げる要因になる)。また業績を個別に見てみると、「薄型テレビ」の部門で赤字が膨らんだ企業が多かったと記事では伝えている。世界的な価格競争が続いているためだ。
こうした記事によって株価がどう動くかは、その内容が「意外だったかどうか」がポイント。はじめから「業績が良さそうだな」と予想されていれば、発表前から株価は高くなっているから、「増収増益」と発表しても株価はたいして上がらない。反対に「増収増益」でも期待したほど増えていなければ、株価は下がることもある。
業績に関する発表はその内容だけでなく、「予想に比べどうだったか」をチェックする必要があるんだよ。