企業が「提携(企業同士が契約を結んで、協力しあうこと)」や「合併(複数の会社を一つの会社にすること)」を発表すると、たいていの場合、株価は上昇する。
どの企業も基本的には「今までよりも経営状態がよくなるぞ!」と考えて提携や合併を決めるから、提携や合併はいいニュースとして受け取られるんだ。ただし、経営状態のよくない企業同士の提携や合併では、逆に株価が下がることもある。
そもそも、企業はなぜ「提携」や「合併」をするんだろう?
一番のメリットは「コストの削減」だ。例えば、デパートのA社とB社が互いに相手の商品配送システムを利用する、という提携関係を結んだとしよう。同じ地域にA社とB社が別々に商品配送の基地(配送センター)を置く必要がなくなるから、センターの数は半分ですむよね。さらに、合併してしまえば、企業の全部門でこうしたコスト削減が可能になる。また、お互いの技術や販売網などを提供しあうことで、競争力を高められるというメリットもある。
最近は、ほとんどの企業が他社と提携関係を結んでいるし、以前では考えられなかった大企業同士の合併も増えている。日経でもしばしば大きな記事になるから、「双方にどんなメリットがあるのか?」を考えながら読んでみるといいよ。