日経新聞には年に4回、「産業景気予測特集」として、お天気マークの並んだ「業界天気図(主要30種 業況見通し)」が掲載される。
「今後の3カ月間に景気がどうなるか」を、30の産業別に予測するもので、7・10・1・4月の月初め(ときにはその前月の末)の朝刊に出る。これは、業界の現状とこれからをつかむのに大いに役立つんだ。
天気図は「晴れ、薄日、曇り、小雨、雨」の5段階。絵の下に短いコメントがあって、それとは別に判断材料なども文章で説明してある。天気を予報するのは、その業界を担当する日経の記者たち。操業率や出荷額といった統計のほか、企業から直接に得た情報なども参考にして、総合的に判断しているんだ。
この紙面の特徴は、ぱっと見て「晴れが目立つなあ」とか「前期とお天気が変わった業界が多いな」などというように、視覚的に全体像をつかめること。
「5段階なんて大ざっぱでいいの?」と思う人もいるかもしれないけど、景気予測はあまり細かすぎても意味がない。大事なのは上向くか、下向くかだ。その点、業界天気図は短期の予測ではあるけど、過去の実績から見てまず大きくはずれることはないんだよ。