
NTTに対して義務付けられている「固定電話の全国一律サービス(ユニバーサルサービス)制度」を、政府は2009年に廃止する方針だというニュース。
私たちが普段使っている通信ネットワークには、電話回線や光ファイバーなどの「固定電話の通信網」と、携帯電話やPHSのように電波で情報をやり取りする「無線通信網」の2種類がある。
このうちの固定電話網を広範に保有しているNTTには、離島や過疎地なども含めて全国一律の固定電話サービスを維持するよう義務付けられている。そして、この固定電話の維持費用について赤字が出た場合には、NTTだけではなく、他の通信各社も含めて補い合うことが定められている。これを固定電話の「ユニバーサルサービス制度」というんだ。
ただ最近では、携帯電話の普及などにより、固定電話の加入者はピーク時に比べて2割も減っている。また企業を中心に、インターネット技術を使った「IP電話」という電話の方式に切り替える例も増えている。このため、政府は「ユニバーサルサービス制度」を打ち切りる方針を打ち出したんだ。これからは、費用が低くて済む「IP電話」の普及を促していく考えだ。
総合面の「きょうのことば」では、この記事に関連して「ユニバーサルサービス制度」について詳しく解説されているよ。あわせて読むと、1面の記事がより深く理解できるはずだ。