1. お金について考えよう
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モノの値段と価値

値段と価値を考えよう~高い、安いの基準は?

コップ1杯の水が“1000円”これって高い?安い?
~「買いたい気持ち」と「値段」をしっかり見比べよう

コップ1杯の水が“1000円”で売られているとしたら、どう思いますか?
「水1杯が1000円もするなんて高いよ」
という人がもちろん多いでしょう。
ペットボトルの水の値段はふつう150円ぐらい。水道の水ならもっとずっと安く、水道料金は(地域によって違いますが)お風呂1杯分でもほんの数十円です。

しかし、もし今あなたがアフリカの砂漠の真ん中にいて、水筒が空っぽになってしまって、ものすごく喉が渇いていたとしたら、コップ1杯1000円の水を迷わず買うかもしれませんね。そして、きっと値段もさほど高いと思わないでしょう。

あなたの気持ちをどれぐらい満たしてくれるかによって、値段の感じ方は違ってきます。「喉が渇いたから、今、飲み物が絶対に必要だ」「私の大好きなアーティストのコンサートチケットがどうしても欲しい」・・・買いたい気持ちが強ければ強いほど、そしてそれがその気持ちを満たしてくれるものであればあるほど、値段が高いとは感じにくいものです。
逆に、気持ちを満たしてくれないものは、値段が高いと感じるものです。
モノの値段を見るときは、単に「いくらなのか?」だけでなく、それは自分の欲求をどれだけ満たしてくれるだろうか?それに見合う値段だろうか?と考えましょう。
欲しい気持ちと値段をしっかり見比べることは、お金を使うときに大切なことです。

モノの値段
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