1. 野村の金融・経済教育
  2. 学習教材「街のTシャツ屋さん」
  3. 「街のTシャツ屋さん」活用事例

学校との取り組み 中学生編「街のTシャツ屋さん」活用事例

「『街のTシャツ屋さん』の開業シミュレーションから、経済活動における選択などについて学ぶ」

札幌市立上野幌中学校

札幌市立上野幌中学校
社会科担当 菅谷昌弘先生

対応ページ

起業~初期投資
P4~5
マーケティング
P6~7
  • ・身近で具体的な事例を通して、現実の経済に対する関心を持たせ、経済活動に対する諸課題について考えようとする態度を育てる
  • ・『街のTシャツ屋さん』を読み、班ごとに店名、出店場所、他の店との差異などを考えていくシミュレーションを行う
  • ・各班のプレゼンテーションと、それぞれの計画についてのクラス全体討論を行った後、店名や出店場所の決定などに、様々な視点があることを全員が共有していく

全3時間の『街のTシャツ屋さん』の学習計画

菅谷昌弘先生

公民の経済分野への授業の導入として、菅谷先生は『街のTシャツ屋さん』を使用した全3時間の授業を計画した。学習課題として「新しく店を開くには、どのようなことが必要なのだろうか」を掲げ、教科書にあるハンバーガーショップ経営の内容と合わせたものを構想した。

学習指導計画

時間 学習指導項目
1時 店名、店の方針を考えよう 【1】
2時 店の方針を考えよう 【2】
どこに店を出すか考えよう
3時 店の方針、出店場所を発表し、交流をしよう

第1時は「店名、店の方針を考えよう【1】」として、『街のTシャツ屋さん』を配布、班ごとにTシャツ屋の名前、その店名の由来などを考える。
店の方針として、「客層」「店で売るもの」「商品の価格」「他店と差を出すための特色」の項目を話し合う。
第2時は「店の方針を考えよう 【2】、どこに店を出すか考えよう」として、第1時の授業を引き継ぐ。先に話し合われた「店名」「客層」などの項目について、発表シートに記入する。
また、出店場所の候補が決まった場合には、その候補の長所、短所を考えて、出店には様々な情報を総合的に考えあわせて行われることを理解する。
第3時は「店の方針、出店場所を発表し、交流をしよう」として、各班の店の方針、出店場所とそこを決めた理由についての交流(すり合わせ)を行う。本校の所在する上野幌地区の白地図に、出店箇所のマーキングをしたり、他の班の参考になることや発表についての感想などをメモしていく。最後に各自がワークシートにそれらを記入して、振り返りを行う。

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