2006年10月2日
あなたは将来何をしたいですか?ある人は会社の社長になる!といい、ある人は趣味の世界に生きたいといいます。もちろん、どのように将来の生活をおくるかは各個人の自由な選択に委ねられた問題です。しかし、どのような選択をするにしても生きていくにはお金を必要とします。
「将来に備えて若いうちから投資を心がける」ことはこれからの人生設計にとってとても大切なことです。
人間の人生設計は千差万別であり、それぞれが経済的に置かれた状況も千差万別です。もっと平たくいえば、何歳で結婚し何人の子供を育て、どのような社会的地位を求め、親からどれだけの遺産を相続するか、これらの状況によって、将来に必要なお金とそのための運用方法が大きく異なってきます。「資産運用をするとき、どのくらいのリスクに耐えられるかは、各人の置かれた条件と状況によって千差万別である」ということです。
「資産運用をするとき、どのくらいのリスクに耐えられるか」は専門的には「リスク許容度」といいます。簡単にいえば「自分の予想するリターン(収益)がどれくらいはずれても我慢できるか」ということです。統計学的には「リスク」は、通常、リターンの標準偏差でとらえられます。抽象的には理解できても具体的に計量化するのは個人にとって難しい概念です。最近では、いろいろな運用会社や金融機関が、インターネット上で、それぞれのリスク許容度に合った資産配分のシミュレーション等を提供していますので、それらを利用して実感してみるのもいいでしょう。
自分にとって最適な資産配分計画を決める際には、最低生活費を意識するだけではなく、「潤いのある生活」を想定することも大切です。日本人は欧米人に比べて、精神的にも経済的にもゆとりのある生活設計をし、実行するのが下手なように思われます。長期資産形成プランは各人によって違いますが、そのプランは「ゆとり」をもったものにしてほしいものです。ギャンブルを奨励するつもりはありませんが、競馬がお好きな方なら、たまには競馬を楽しむような心のゆとりがほしいものです。もちろん、長期の資産運用に競馬を活用する、という意味ではありません。資産形成プランの「成果」の中から、趣味にお金を使うことが大切なのです。
自分の望む豊かな生活を送るには、各人の条件に合った長期の目標リターンを立てると同時に、自分がどれだけのリスクを取っても大丈夫なのかをしっかりと把握することが大切です。もしも自分の目標リターンの達成が、自分のリスク許容度の範囲内で無理であれば、目標リターンを下げることも考えなければなりません。それができない場合は、将来の生活プランそのものの変更が必要になります。趣味に使うお小遣いを減らさなければなりません。自己責任の時代を迎え、自分自身をしっかりと見つめることは、投資運用計画を立てる場合に、最も大切なこととなっています。

まず自分を知らなくてはいけないのね
