資産運用ABC

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投資信託の選び方

2007年6月15日

最近の新聞やテレビを見ておりますと、販売した商品の欠陥についてのお詫びメッセージが目につきます。単なる誤作動だけでなく、商品の発火等の危険も含まれ、消費者としては大変に心配です。これらの商品のほとんどが家電製品等の耐久消費財ないしは生活必需品で、それだけに身近に危険を感じられている方も多いと思います。消費者としては価格以前に、品質に対する信頼こそが必須条件です。メーカーや関係各位の一層の品質管理が問われるところです。最近の技術進歩のお陰で、家電製品も非常に精巧になり、テレビ一つとっても、単に画像を受信するだけではなく、記録したり加工したりと、多面的な機能が付加されるようになりました。もっとも私のようなIT音痴のお爺さんには、いかに付加価値の高い機能があっても、使いこなすのは容易ではありません。説明書を読んでも、これまた理解するのに一苦労します。このあたりもメーカーの方々には大いに考慮いただき、ごく一般的な消費者にもわかりやすい説明書を作成していただきたいと思います。このような配慮がないと、いかにすぐれた商品でも「猫に小判」となるばかりでなく、使用方法を間違えてしまうと、使用者がとんでもない危険にさらされてしまうことになりかねません。

最近の金融統計を見ておりますと、日本でも、家計の金融資産の保有状況の中で、株式や債券といったリスク商品の一環として投資信託の保有が増え始めました。経済成長率の趨勢的な鈍化と裏腹に低金利が定着し、長期の資産形成を目指す一般個人が少しでも高いリターンを上げようと目覚めたことのあらわれでしょう。このコラムでも毎回長期にわたる資産形成とリスクの分散についてお話をして参りましたが、このような統計数字をみますと、世の中が着実に変わってきたことがうかがい知れます。そこで今回は長期投資の手はじめとして投資信託の購入をお考えの皆さんに、今までにお話したことの繰り返しになりますが、基本的な留意事項をお話しておこうと思います。

冒頭に書きました耐久消費財のように、投資信託も欠陥商品であってはなりません。一見素晴らしいパフォーマンスを上げているように見えてもその運用管理体制に問題があるようであれば将来的にリスクの高い商品ということとなります。今回、金融商品取引法が制定され、個人投資家保護がようやく図られるようになりました。大変に結構なことだと思います。しかしながら、法律には自ずと限度があります。やはり自分で商品(投信)を良くチェックすることが欠かせません。

  • その投信が過去において何か問題を起こしたことはないのか
  • 購入に際して過大な手数料をとっていないか
  • 購入後の信託報酬は同じ分類に属する他の投信に比べて高くないか
  • 投資のリスクについて十分なしかも分かりやすい説明がなされているか

などなど、並べてみても吟味しなければならない項目はたくさんあります。

前にも説明しましたが、投資のビギナーの方には、長期の投資運用を目指される場合、インデックスファンドをお勧めします。しかしここでも上記のようなポイントは必ず調べましょう。また投資信託によっては、最新の投資工学を駆使した素晴らしい商品もあります。しかしそれを使いこなすには皆さんが十分に納得した説明を受けることが大前提です。入門編を通り越して、いきなり応用編に入ることはそれなりのリスクがあることをよく理解してください。カッコいいからと言っていきなりポルシェに乗っても、ポルシェの良さはエンジョイできません。また、前にもお話したようにいかに良い投資信託でもあなたの投資目的にマッチした商品でなければならないことは言うまでもありません。

自分の投資目的にマッチした商品かどうか、よくチェックしなくちゃね!

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