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インデックスファンド対アクティブファンド〜投資の神様は存在するのか?

2007年3月13日

仕事でも遊びでも平均以上の成績を上げるのは容易なことではありません。たとえばゴルフ。コンペの順位を少しでもあげようと、日頃から練習に励んだとしましょう。また、最近ではゴルフクラブも素材や形状がどんどん進歩していますから、ボーナスで新しいゴルフクラブを調達したりします。涙ぐましい努力の甲斐あって、ストローク数はいくつか少なくなったとしましょう。ところが待望のコンペの順位はあまり変わらなかった!という経験をお持ちの方はかなりいらっしゃるのではないでしょうか。

どうしてあなたの努力は報われなかったのでしょう?
それはあなたが努力したように、あなたの競争相手も努力したからです。少しでも順位を上げるには、やみくもに練習するのではなく、自分の欠点をよく理解して、他の人よりも効率よく練習をしなければなりません。クラブ選びも、単に新しい素材に飛びつくのではなく、本当に自分に合ったモデルを選ばなければなりません。コンペ参加者の中で順位を上げるには、少しオーバーに言えば、人並み以上の努力が求められます。一般の人にとって、これは決して容易なことではありません。特にプロの世界では、熾烈な競争が展開されでいますので、それだけ平均値も少なく、シーズンを通して平均値を下回るストローク数を実現することは、大変難しくなります。

皆さんは「インデックスファンド(又はインデックス運用)」と「アクティブファンド(又はアクティブ運用)」という言葉をご存じでしょうか。たとえば日本株投資をする場合、日本株市場の平均値である東証株価指数や日経平均指数を上回る成果を目指す運用を「アクティブ運用」と言います。世のファンドマネジャーと呼ばれる人の多くは市場平均を少しでも上回る運用成果を上げようと、経済見通しや金融見通しのみならず、個別の銘柄調査に大変な努力をします。また、日々進化する投資技法の習得にも励みます。

さて、現実はどうでしょうか?
いろいろな調査結果をみますと、市場平均を上回る成績を、一定期間を通して上げているファンドは、極めて少ないようです。それはなぜでしょうか?近年の情報通信手段の発達により、市場に影響を与えるような情報やニュース、個別銘柄に関するニュースは、瞬時に市場参加者全員に伝わるようになりました。また、インサイダー取引規制等の市場整備も進み、特定の投資家しか知りえない情報は少なくなっています。市場参加者が増えた結果、特定の出来事に対する評価も公正化されています。これを専門的に言いますと「市場の効率性」が高まったと言います。これらの結果、特定の市場参加者が他の投資家を出し抜くことが大変に難しくなっています。

その一方で、周知の事実を詳細に分析し、将来大きな実りをもたらす可能性を探り出し、数年後に市場を上回るパフォーマンスを上げるファンドマネジャーもいます。これが世に言う「投資の神様」なのでしょう。よって実際には、現在のように市場の効率性が高まっても、市場平均を上回ることできます。しかし、プロゴルファーがそうであるように、市場平均を上回る運用成果を“継続して”上げるには、並々ならぬ努力と、感性が必要とされます。

とすれば、我々一般人は、市場平均並みの成績を上げるインデックスファンドに投資するのが無難な投資手法と言えそうです。一般的に、インデックスファンドの方が手数料は安くなります。また、インデックスファンドはその対象とする市場で幅広い銘柄に投資されますから、投資家のリスクも相対的に小さくなります。長期の資産運用を始められる方にとって、インデックスファンドは十分に検討価値のある投資対象と言えましょう。

長期の資産運用には、インデックスファンドも検討してみよう

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