資産運用ABC バックナンバー

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Happy New Year

2007年1月15日

明けましておめでとうございます。

「一年の計は元旦にあり」と言います。皆さんそれぞれに、今年の政治・社会・経済を見通し、このような環境下で、自分を活かし、しかも楽しい一年を送るには、どうしたらよいだろうか、と考えられたことでしょう。最近のテレビ番組を見ていますと、占い師の方が頻繁に登場し、いろいろな予想をしています。世の中には科学や理論を超えた事象があり、また人間誰しも自分の判断力を超えた事態に直面すると超自然的な何かにすがろうとします。まさに「困った時の神頼み」です。新年に入ってから、従来の常識では考えられないような異常な事件が相次いで起きていて、日本の社会はまさに崩壊の危機にあるように思われます。こんなとき、誰かに頼りたくなるのは必然です。安倍首相が唱える「美しい日本」が戻って来ることを切望します。

さて、投資の世界ではどうでしょうか?毎年、年頭恒例となっていますが、マーケットのエキスパートと言われる先生方が年末の日経平均や円相場の予想をします。一年後の結果は皆さんがご存知の通りで、専門家をしても予想はなかなか当たりません。予想の期間が短ければ短いほど、予想は振れると考えるべきでしょう。大切なことは数値を当てることではなく、それぞれの方が、どのような条件と要因を、それぞれどのような比重で予想したかでしょう。株式市場や債券市場や外国為替市場といった資本市場ではその対象となる商品の大半がいわゆるリスク商品である以上、予想の振れ、つまりリスクは避けられません。では我々個人投資家はどのように対処したら良いのでしょうか?毎回お話していますように、それはただ一つ、「長期投資を前提に分散投資」をすることです。

皆さんは、長期の資産形成を目指して投資運用を始められたとき、ご自分の取りうるリスクの範囲内(リスク許容度)で、投資目標を達成するための資産配分をお決めになったことを覚えていらっしゃいっますか?そのような配分をまだ決めていない、という方は、今からでも遅くはありません。ご自身の投資目標と、投資期間、リスク許容度を設定され、ご自身の投資資産の配分を決めてください。

資産配分をすでに決定された方にお勧めしたいのは、年頭に当たり、あらかじめ決めた資産配分と、自分の実績となった投資資産(ポートフォリオ)がどれくらいかけ離れているかをチェックすることです。これによって、知らず知らずに自分が取り得るリスクを超えていたり、逆にもっと積極的な投資を行えるのに実際そうはなっていない、ことなどがわかります。これは資産配分比率を決めた以降に、株式市場や債券市場の動きが変化した結果に他なりません。多少の乖離は無視できますが、例えば予定の配分比を5%以上乖離した場合は修正をした方がいいと思います。これを専門用語では「リバランスrebalance」といいます。

もう一つしておくことがあります。それは株式市場や債券市場といった資本市場で当初に想定していなかった事象、または見落としていた構造的な変化が起こっていないか確認することです。短期的な動きや景気の波ではなく、あくまでも「長期的な構造変化」を見つけ出します。もしも自分が想定していなかった長期的な構造変化が認められた場合は、当初の資産配分目標を変更します。上記のリバランスと含めてご自身のポートフォリオの「見直し(レビュー)」をしようではありませんか。

以上、年明け早々からまじめなお話になりましたが、賢明な投資家たらんと頑張っていられる皆さんへの年頭の辞です。幸せな2007年をお迎え下さいますよう、まな爺もお祈りしております。

本年も「資産運用ABC」をよろしくお願いいたします

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